慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

卒論の製本とか

こんばんは。
ちゃんと今日は書きますよってに。

というわけで、卒業体験記ですが試験編に入る前に意外と重要な製本作業について今日ものんべんだらりと書き連ねていこうと思います。

ま、この辺の話題は共有知識でないかなと思う次第。

ちなみにボクの場合、お手製簡易製本と業者さんでのしっかりした製本の両方を行ってますので、その辺も書いていければ。

 1:共通準備編

1. で、いつくらいに取りかかればいいの?

実は大事な問題かと思います。前回も書いたように、人によっては提出許可が出てからが本番なんてこともあるわけで、そうなると「真の締め切り」はいつやねん?という話が重要です。

このあたりもなかなか一概には言いにくいところもありますが、業者さんに製本に出したいのであれば、事務局締切の3週間前くらいには終わってないと厳しいんじゃないかなーと勝手に思う次第。
簡易製本であれば、1週間前くらいでもなんとかなるとは思いますが、意外とやることは多いので、余裕を持った締切を先生と合意し、まずはそこに向かって論文の完成を目指しましょう。

2. 誤字脱字は何遍見てもあるもの

で、無事Fixしましたよ。となって一番最初にすべきこと。それは唯一つ、「誤字脱字チェック」です。

もうね、誤字脱字ってのはホントいつでもどこでも出てくるの。誤字脱字か妖怪チ◯毛散らしかってくらい神出鬼没。

だもんで、最後まで誤字脱字チェックは抜かりのないよう。ボクはレポートのときにこの辺の習慣をしっかりつけてこなかったもんですから、ホント見るたんびに見つけて陰鬱としておりました。

ちなみに、この段階でなんか思いついて原稿に手を入れるのだけはNG。そんなことしちゃうと先生のレビューを通ってない論文を提出することになりますからね。
あと、ギリギリでの思いつきはだいたい間違ってる*1ので、そこはぐっとこらえましょう。

3. まずはPDFに焼くんやで

論文の執筆環境は様々で、MS Word使ってたり、Pages使ってたり、最近ではGoogle Documentな人もいるかもしれません*2

そのまま印刷してもいいっちゃあいいんですが、この後触れるように印刷屋さんに持っていく予定があれば、まずはPDFに焼いちゃいましょう。

というのも、特に社会人の方にはよく知られた話ですが、ワープロソフトとは言えども、印刷したときには微妙に変な感じになったりすることも往々にしてありまして*3、「思てたんとちがーう(©笑い飯西田)」となるリスクもあったりなかったりするんですな。

その点、PDFはそんなこともないですし、そもそも印刷屋さんによっては「データ入稿はPDFに限る」という条件がついているところもあります。あと、特殊なフォントとか使ってるときは印刷屋さんが対応しておらず文字化けしたりする危険性もありますし。

というわけで、できあがった原稿はまずPDFファイルとして保管しておきましょう。
ちなみに、会社のおじいちゃんがやってるみたいに「Wordを印刷して『画像スキャン』でPDF保存」とかいうロックなことはしないように。ドキュメントの印刷時にPDF仮想プリンタ選ぶんやで。

あと、画像とかを貼り付けてる人は解像度にも気をつけてくださいまし。

2:簡易製本の巻

1. 印刷はレーザープリンタで

さて、ここからは実際に製本を始めていきましょう。というわけでまずは、「自分で作る簡易製本」編から。

簡易製本の場合、とにもかくにも印刷した原稿がないことには始まりません。で、このときの注意点としてはおおむね2つ。

まず、原稿は片面出力すること。
この辺、先生の方針だったりなんだったりで変わるかもですが、一般的に言って両面印刷しちゃうとまず「紙の厚みが足らん」ということが想定されます。
また、両面印刷の場合、紙質そのものにも注意を払わないと、裏写りしちゃって読むに耐えないものになることもままあります。ですので、印刷は片面が良いのではないかと。

次に、個人的にプリンタはレーザープリンタがオススメです。
通常、一般家庭で保有しているのはインクジェットプリンタが多いと思うのですが、インクジェットの場合、長期間保管していると色抜けしたり、そもそも印刷時に滲みが発生したりすることがままあるかと思います。
せっかくの卒論なんですし、そこはちょいとばかりお金払ってキレイな原稿にしましょうよ、ということでレーザープリンタがオススメです。

2. Kinko'sはいいぞ

さて、レーザープリンタがオススメといったものの、これはわざわざ買えというわけではなく、印刷サービスを使えばいいじゃないということになります。

というわけでまず最初に思いつくのがコンビニのプリントサービスでして、そちらも全然悪くないのですが、ちょいとばかし高めなのがしんどい。特にカラー原稿がある場合などはねぇ…

ということで、私的オススメはKinko'sです。こちら、学生ですとモノクロA4が1枚8円とか6円とかで印刷でき、コンビニよりだいぶお安い値段で印刷できます。

PDFファイルをUSBメモリ(一部の店舗ではUSB3.0(コネクタが青いの)非対応なので要注意!)に入れてもっていけばそのままプリンタに差して印刷できますし、USB持ってへんでという人は、Googleドライブとかに放り込んでおけば、貸し出しPC使ってそこから印刷かけることもできます。
それに、どうしても不安だという人なら、プリント作業自体をお店の人に頼めるので、ぜーんぶおまかせすることも可能。

1000円前後の出費でキレイな原稿作れますので、是非とも検討されてはいかがかと思います。

3. 後は綴るだけ

原稿を紙に印刷したらもう貴方の勝利です。あとは表紙をつけて綴るだけです。

で、このときに守らないといけないルールは1つだけ。「堅い表紙をつけよ」という事務局からの指示がありますので、専用の製本キットなどを購入して挟み込めばOKです。 
ボクは↓のやつを使いました。(Amazonの回し者です。3冊セットじゃなくても検索すれば出てきますよー)

こちらの製本キット、紙厚等々によっては結構ギュウギュウ押し込まないといけないこともあるので、そのあたりはご注意くださいませ。

もちろん、製本キットを使わなくてもOK。慶應通信ではないですが、国文学専攻の人で和綴じされてる人なんかもネットで見たことあります。

でもって、あとはラベルに題目等々を印刷して貼り付けて提出票と写真を貼り付けましょう。

3: 業者製本編

1. どこの業者にお願いするのさ

提出するだけなら簡易製本で十分なんですが、やっぱり記念にきっちりしたザ・論文な製本にしたくなっちゃうのは人情というもの。

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じゃあどこに印刷に出すか?って話ですが、これは居住地によって変わると思って良いかも。
関東圏在住の方であれば、三田の生協で受け付けてくれます。

では地方民は?ということですが、地元の印刷屋さんとかでも良いのですが、オススメは三田の正門前にあるプリントショップエイトさん…と言いたかったのですが、今調べると駒場にお引越しされてるようですね…
プリントショップ エイト | とってもらえるコピー屋さんのプリントショップエイトです。慶應大学正門前にありました。

となると、事情が変わってるかもしれませんが、当時のサービスのままだとすると、何が良いって
・データ入稿&完成品の発送に対応してくれているので店舗訪問不要。
・締切が納期4日前。中1日前とかでも特急料金で対応してくれる。
・ペンマークのデータが店舗にあるので「ペンマークお願いします」で上記のようにつけてくれる。
というところ。
生協だと必ず足を運ぶ必要があるので、地方民はちょっとねぇ…というところ。

お値段はページ数なんかにもよりますが、自分の場合、白黒カラー混在80ページ弱で1冊5,500円強でした。支払いも到着後に振り込みでOKという。

地方民の方は一度ご検討されてはいかがでしょう?

2. ペンマークの使用許可

これって要るのかなぁ…どうなんだろ。

と、実のところよく分からないところもあるのですが、慶應義塾のルール的には、ペンマークの使用には許可が必要ということになっています。

www.keio.ac.jp

ということで、念の為許可は取っておいた方がいいのではないかなーと。自分も一応申請して許可いただきました。が、データについては印刷屋さんが持ってたということで引き渡す必要はありませんでした。

印刷屋さんから製本されたやつが届いたときの感激はひとしおです。もし、提出締め切りまでに間に合わなかったとしても、別のタイミングで作っておくのもいいのではないでしょうか。

4: 忘れてはイカンものがある

ここまで製本のことについてツラツラと書いてきましたが、なんやかんやの手配の待ちタイミングが発生します。で、この待ちの間に、忘れてはいけないものを準備しておきましょう。それは、
「卒業論文要旨」
です。

これは、その名の通り卒論の要旨。提出時につけて出さないといけません。卒業試験の際、副査の先生はこれしか見てないことも往々にしてあるとのことで、しっかりと自分の論文の内容をコンパクトかつ分かりやすく、しかもあたかも世紀の発見であるかのようにまとめましょう。

意外とアタマ使いますで。

 

というわけで、今日も雑文を書き連ねてまいりました。

明日くらいには卒業試験について書けたらなぁと思っておりますです、ハイ。

*1:これ択一式試験でもあるあるなテクニックで、あとから思いついて選び直した選択肢はだいたい引っ掛けだったりして最初に選んでたやつが正解だったり

*2:流石にスマホのメモで卒論書くツワモノは都市伝説だと思いたい。レポートをスマホで書いてる人には何人かあったことあるけど

*3:Excel許すまじ