慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

【卒論指導】初回指導受けてきました!

こんばんは。

今日は待ちに待った(?)初回卒論指導の日でした。

始まる前

図書館セミナー受けるのと、資料の印刷(ITCアカウント持ってると、カラー印刷が1枚15円という破格の安さでできる!)をするために、早めに三田キャンパス入り。
にしても、今日は朝から猛暑でしたね…

図書館セミナーにて約1年半ぶりに某学友の方と再会し、近況報告なんかをしながら、山食でカツカレーをご一緒させていただきました。

で、問題はその後でして、とにかく緊張がハンパ無い!
せっかく減りつつあったタバコの量が一気に増え、気持ち悪くなるまでコーヒーを飲みまくり…
卒論指導は健康という意味では、確実に良くないですねw

いよいよ指導

そうは言っても、来るべきときは来るんです。ということで、指導を受けるまでの流れを簡単に(三田キャンパスで集中日に受けるとき限定だと思いますが)。

・研究室棟(第一校舎の裏)におもむき、入口の受付で「通信の卒論指導っす」とお声がけ

・指定の集合場所に行って、事務局の方に「○時から××先生の指導受けるmaxです」と申告

・初回指導の場合は、「ノートにサインもらえよ!でもって、帰る前に見せに来いよ!」という説明を受ける

・事務局員さんが先生に電話し、OKが出れば研究室へ。待つ場合はその場で待機。

・先生の研究室に行き、深呼吸を3回してからノック

・ごたーいめーん

まぁアレです。売れない芸能人との合コンにおける顔合わせよりは確実に緊張しますw

指導の中身は…

でもって、指導の中身。当然のことながら詳しく書くわけにはいかんのですが、某塾員さんが言ってた「卒論入ったらそれまでの科目試験なんぞ屁のツッパリにもならん」というのがよーく分かりました。

指導前に危惧していた通り、ボクのテーマとかやろうとしていたことは、先生の専門とは多少かするかな?という程度なので、ガッツリ指導はできないと。

ただし、テーマにおける重要キーワードを際立たせるためという意味では、最前線でバリバリ研究されている(当たり前)わけで、その観点からやるべきことをいただきました。

でもってその結果…

テーマがでっかくなりましたwwwww

これまでの卒論オリエンなどでは、「通信の学生さんが持ってくるテーマって風呂敷広げすぎなんですよねー。絞って欲しいんですよねー」という話を山ほど聞いていたわけですが、ボクの指導教授はひと味違い、「この話を論じたうえで、maxさんのやりたいことを乗っけましょうよ」ということになりました。

なんでそんなことになったかというのが、含蓄のある内容でして。

卒論って何だ?

先生曰く、「卒論と研究論文は違うんです」と。

これもまたガイダンス等々で「卒論も研究論文の1つ!新規性!学問への貢献!」って言われるんですが、それも必要だけど、卒論を評価するために最も重要な基準はそこじゃないと言うわけで。

じゃあ卒論を評価するための最も重要な基準は何だ?って話ですが、それは「その学問の基礎が身につき、基礎的な学識・知識が積み上げられていること」だと、先生はおっしゃるわけです。

卒論(多分、修論・博論でも同じ)を書く最大の理由、それは「学士の学位」を得ることなわけですが、学位を得るためには、その学問について求められるレベルの識見を有していることを証明しなければいけません。

そして、その証明をする唯一の道具が卒論になるので、いくら研究として価値があっても、基礎的な識見を持っていることの証明が含まれていない卒論は、卒論として評価できないというわけです。

確かにそういう観点でいくと、全然足りない構想だったなぁと深く感銘を受けた次第。
もしかすると、この1点の気づきが得られただけでも、これまでに払った学費の元は取ったかもしれません(少なくとも卒論指導登録料の元は取ったw)。

でもって今後

こういった大事な気づきを得たうえで、今後、卒論山への登山を始めるわけですが、ここで非常に大きな問題が!

今回、ボクが証明しなければならない学識は、通信のカリキュラムには含まれていないということ!

もっと言うと、ある問題設定とその解明をしないといけないのですが、この部分に触れるというのは、学会でも「何をわーわー言うてんねん」という扱いを受けているそうです。学問的に意味がないわけでは無く(ちゃんとした答えは既に存在する)、どっちかというと「大人の事情」に近い話らしいですが。

全く学んだことの無い学問を学び、まともに書籍や論文もないところから、過去の研究者が導き出した答えを引っ張り出す。
そのうえに、自分の研究に必要なデータをコツコツ集めて分析する。

これらの作業を並行して進めていかないと、ボクの卒論山の登頂は実現できないようです。

正直、あまりの山の高さと険しさに絶望しそうですが、やりきったときは全力でドヤ顔できそうな気がするので、やってやろうと思います。

とにもかくにも半年後にどこまで自分が成長できているか。それが勝負の分かれ目になりそうです。

 

その前にEスクをだな…