慶應通信入学前に取り組むべきこと(主に普通課程向け)【2016秋向け抜粋改訂版】
※長文注意!
こんばんは。
今日帰宅すると、事務局からの穴あき&裏を塗りつぶした封筒が。
中を空けてみると予想通り、Ⅱ年次の学費請求でした。
銀行引き落としにしているので、来週23日に残高不足とならないよう気をつけておきましょう。
さて、学費の請求が来たということは、入学してからもう1年が経つわけです。
そして、先日10日に、70期秋入学の願書も締め切られたということで、もうあと1~2週間もすると、入学通知を受け取られた方の声などがネットにも上がってくることかと思います。
というわけで、春に書いた↓の記事がそこそこ好評でしたので、またしても入学前に取り組むべきことなどをつらつらと書き連ねたいと思います。
【その1:秋入学はちょっと不利だと心得るべし】
以前に、慶應通信ブロガーの鈴太さんとかぼすさんが考察されておられるので、定量的な考察はそちらを見ていただくとして(涙
春入学と秋入学、どっちがいい?(鈴太バージョン)|『鈴太のノート』慶應通信卒業を目指す日記
春入学と秋入学、どっちがいい?(学士最短卒業狙いバージョン)|『鈴太のノート』慶應通信卒業を目指す日記
春入学と秋入学、どっちがいい?(かぼすバージョン)|かぼす、慶應通信68期秋、文3普通。
定性的(というか個人的感覚)でいっても、ちょっとだけ不利というか、やはり学校は春から始まるもんだと思います。大学のスケジュールもやっぱり春起点で回ってるところあるし。具体的には…
・スクーリング(Eスク除く)が、来年まで受けられない
・入学式前に試験がある
・学士以外は最短卒業が秋になる→卒業式まで半年空く
・慶友会(通信の学生による啓発目的の学生団体)に入るのにちょっと気後れする
※入学式のときに大々的に勧誘があるのですが、秋は自発的アクションが必要
といったところでちょっとしたデメリットらしきものがあります。
特にスクが10ヵ月後というのは結構きつくて、春入学者が「難関科目や苦手科目をスクで補ってからテキストでさらに履修」という学習スタイルをすぐに取れるのに対し、秋入学者は「スクまで待ってたら履修が遅れる」ということになるので。
もちろん、秋のほうが良いところもあって、
・入学式前にキャンパスの雰囲気を知れる(地方民はちょっと難しい?)
・入ってすぐ三田祭
などという、「なんじゃそら」というメリットもあるのですが、実は見落とされがちな超有利な点もあります。それは、
『学習が順調に進めば、夏スクの時期にレポートを書かなくて済みスクに専念できる』
毎年8月の夏季スクーリングは、慶應通信最大のイベントともいえるのですが、8月末に10月科目試験を受験するためのレポート提出締め切りがあるため、スクーリングとレポート作成がかぶると、地獄のスケジュールになったりします。
しかし、順調に学習を進めることができると、配本計画の関係で特に初年度は「10月試験に受けられる科目がない」という状態(通称:配本の壁)になるため、レポートを作らずにスクに専念できるという余裕を持った状態を作れます。
春入学の場合は、配本の壁が2~3月に訪れる=当年度の学習スケジュールのピークが夏~秋に来るため、スク時期の余裕という意味では、秋入学が勝ります。
というわけで、秋入学も捨てたモンではないと思います
【その2:とにかく英語!】
慶應通信には難関科目と称される科目も多数あり、 なかなか上手くはいかないのですが、かなりの割合で引っかかっている人が多いとされるのが、必修外国語なのです。
(大学側からもよく言われます)
なんで?と思われる方も多数いらっしゃると思いますが、英語の単位は卒業までにクリアすべきイベントにおいて、必ずハードルが設定されているのです。
例えば70期秋の普通課程・特別課程入学の場合…
・2017年の夏季スクーリングで英語を受講するための要件
⇒2016年第Ⅳ回試験(1月にある入学して最初の試験!)で、1科目(2単位)取得しておく必要がある。
※普通課程・特別課程の場合、英語スクは必修です!
・卒業論文指導登録(最短で2018年10月頃)を行うための要件
⇒テキスト・放送授業で6単位以上取得
・卒業予定申告(最短で2019年5月頃)
⇒テキスト/放送授業で6単位、スクーリングで2単位取得=卒業要件
※学士入学の場合はスクなしも選択可能
といった具合に、他の科目がいくら良くても、英語が取れていない限り、卒業はおろかその前段階ではねられるという仕組みになっています。
ですので、今からでも英語の学習に着手しておくことを強くオススメします。特に大学だからどうこうというもんでもなく、文法や語彙を中心に高校生レベルの復習を進めておけばOKです。
で、いろんな方にオススメされるのがこちら↓
あと、辞書も忘れずに。
【その3:図書館を使いこなせるようになっておく】
東京および近郊にお住まいの方はさておき、地方在住の方は、図書館に悩まされることが多くなると思います。
というのも、大学での学習で使用する参考文献というのは、当然のことながら学術的な書籍な訳です。
これは、専門科目に限った話では無く、総合教育科目でも同様です。
東京の場合は、まず、慶應の図書館が利用できます(但し貸出しはできない)し、国会図書館もあるため、比較的文献の収集には困らない環境が既に備わっています。
しかし、地方の場合は、必ずしもそうではないため、「図書館で本が見つからない…」といった事態に遭遇するケースも多くなります。
ですので、図書館の蔵書の充実度や利用方法は早めに押さえておかないと、レポートの作成に大きな支障となってしまいます。
押さえておくべきポイントとしては…
・近くの公共図書館の蔵書の充実度
・国会図書館や、他自治体との相互貸出し制度の内容
・近くに大学図書館がある場合は、そちらの学外利用者向け開放制度の有無と内容
といったところでしょうか。
【その4:レポートの書き方を調べておく】
レポートの書き方も事前に学んでおく必要があります。
特に、大学での学習が初めてという普通課程の方については、今までの社会で書いてきた、会議資料やプレゼン資料、手紙などといった文書との違いに、早急に慣れておかないといけません。
おそらく、入学願書の作成の際に入手された方もいらっしゃるかと思いますが、以下の3冊がオススメです。大学からもレポートの書き方を学ぶための参考文献として提示されているものに含まれています。
長々と書きなぐってしまいましたが、参考になれば幸いです。
大学での学びは人生を大きく変える力があるとこの1年間で知ったことが、いま現在、そして今後を通じてもっとも大きな成果かもしれません。
秋入学される皆様も同じように感じてくださること、そしてこのブログが、それに少しでも役立てたらなぁと願っています。
『もう一度学ぶ喜びを』