慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

慶應通信は秋入学がいい!

こんばんは。

台風接近の中、無事大阪へと帰ってくることができました。

でもって、最近の飛行機はWi-Fi完備ですから、Twitterなんかもできるわけで、TLを眺めていると、72期秋の入学許可が届いた方々がちらほらと。

これまで、半年に一度、学習のススメ的なものを書いてきましたが、その辺はもう過去記事を参照いただくとして…

 

 今回は、「秋入学がいかに良いものであるか?」について、私見をつらつらと述べていこうと思います。秋入学の皆さまのモチベーションアップにつながれば幸いです。

良いところその1:学習のペースが作りやすい

慶應通信の学習は、テキストを読んでのレポート&科目試験と、スクーリングの2つの学習方法で単位を取得して進めていきます(それぞれ最低取得単位が定められている)。
それぞれの特徴として、レポート&科目試験は自学自習で進め、スクーリングは教員の講義を受けるということは説明するまでもありません。

でもってココで重要なのが、「学習の柱はテキスト学習である」ということ。スクーリングで取得可能な単位数には上限が定められており、スクーリングをいっぱい取って卒業しようという企みは認められないのです。

となると、慶應通信での学習を上手く進めるために必要となるのが、「テキスト学習→レポート作成→科目試験」の学習ペースを一日も早く作り上げること。そして、このペースは、春入学よりも秋入学の方が作りやすいのではないかと考えています。

なぜ秋の方が有利かというと、「入学してもしばらくイベントがない」ためです。

春入学の場合、テキスト等が届いてから2~3週間後に入学式があり、その後すぐにスクーリングの申込みが開始、入学して4ヶ月後には夏スクと、入学後に色々と目移りを誘うイベントが目白押しです。こういうスケジュールだと、人間どうしても「入学式楽しみだなー」とか「スクーリング何受けようかなー」ということに意識が行ってしまいがち。

一方、秋入学の場合、11月にガイダンスはあるものの、1月の科目試験までイベントらしいイベントはありません。Eスクーリングの申込みも2月なので科目試験の後。
つまり、通信に関わることと言えば「レポート作る」くらいしかやることないのです。

ということは言い換えると、「レポート作成に集中できる環境が目の前にある」ということになるので、ここで学習ペースを作りやすいと言えるのです。

良いところその2:スクとレポートが被りにくい

慶應通信で結構厄介なのが、学習時間の確保。仕事や家事との両立も当然ですが、「スクーリングが始まるとレポート書く時間が取りにくい」という問題も起こりがち。
ところが、秋入学の場合、「スクとレポートの重複」という事態を避けやすかったりするのです。

最短、もしくはそれに近い期間で卒業しようとした場合、最も有効な戦略は、「テキストが配本されたらすぐにレポートを一気に出す」というもの。
しかし、一気にやるといっても、それ相応の時間はかかります。

ここで、その1に挙げた「テキスト配本からスク開始までの期間」が効いてきます。
春入学の場合は、配本から入学後初のスクとなる夏スクまでの期間がだいたい4ヶ月。一方、秋入学の場合は、配本から入学後初のスクとなるEスクーリング開始までの期間が6ヶ月。

つまり、秋入学の方が2ヶ月ほど余裕があるのです。

2ヶ月あれば、少なくとも2~3本程度のレポート作成は可能。つまり、春入学より多くのレポートを出すことが可能となるわけです。

さらに、夏スクは、個人の履修計画にもよりますが、丸一日講義を受講することも多く、また、講義が終わった後には羽を伸ばしがちな所もあって、夏スク中にレポートを書くのは、心身ともにかなりの負荷がかかります。

しかし!秋入学者が夏スクを受けるのは、配本から10ヶ月後。これだけあれば、「その年に配本されたテキストのうち、履修予定の科目のレポートを全て出し切る」ことも十分に可能。
すなわち、「夏スク中にレポートを書く必要がない」という状況を作り出すことも可能なのです。

良いところその3:初めての夏スクで英語が受講できる

慶應通信で最も壁となるのが英語。そして、学士入学者以外は、スクーリングで英語を履修する義務が課せられています。

しかし、この英語スクというのもくせ者で、スクを受講するためには、予めテキストの英語で単位を取得しておく必要があるのです。
例えば、夏スクで受講しようと思うと、前年1月試験までにテキストで2単位、週末スク・夜スクで受講するためには4月試験までにテキストで2単位を取得しておかなければ、スク英語を受講することができません。

そしてこの要件、春入学者にある制約をもたらします。それは、「入学初年度で英語スクを履修することができない」というもの。
一方、秋入学者の場合、入学後初のスクを迎える前に、1月試験・4月試験を通ることになるので、「入学後初のスクで英語を履修することができる」ことになります。

つまり、「英語スクを初年度で充足させることが可能」となるため、心理的に大きな余裕を持つことができるのです。

良いところその4:専門科目の対面授業が早めに受講できる

専門科目のスクーリングですが、これも普通課程の場合、初年度は受講することができません。

春入学者が初めての専門科目スクを受講できるのは、「入学翌年のEスクーリング」から、一方、秋入学者が初めての専門科目スクを受講できるのは「入学翌年の夜間スクーリング」からとなります。

どちらも入学を起点に考えた場合、1年後のスクーリングからとなりますが、Eスクと夜スクでは大きな違いがあります。

Eスクとは、過去のスクの模様だったり撮り下ろしだったり色々ありますが、どちらも「ネット越しにビデオを見る」ことで受講します。さらに、Eスクは「科目試験を受講しなければならない」という条件があります。

一方、夜間スクの場合、三田キャンパス(週に1回1科目だけ、大阪シティキャンパスへの中継あり)に通い、ライブでの講義を受講することになります。
また、科目試験を受講する必要はなく、スクのコマ内で実施される試験だったり、教員によっては試験を課さない人もいます。

つまり、Eスクは対面授業とは言い難く、履修計画にも影響を及ぼすものなのです。(さらに10単位までしか卒業要件に算入されないという制約もあり)

そこでEスクを除外して考えたとき、春入学者が最初に対面授業として専門科目のスクを受講できるのは、「入学翌年の夏スク」となり、入学から1年4ヶ月後となります。

そうなると、秋入学者の方が、気持ち的に少し早く受講できている感が得られることになり、心理的なお得感はあるかなぁと。

 

つらつらと書き連ねてきましたが、秋入学は実は結構お得だと思ってもらえると、学習意欲が高まるかもしれません。
塾生ガイドが手元に届いたら、上記のような点も意識しながら、履修計画を立ててみられてはいかがでしょうか。