慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

履修計画の立て方ご提案(英語編)

おはようございます。

雨だというのに、突如広島に呼び出されたので、新幹線の中でブログなどを書いてみます。

新入生の皆様のお手元に一通りテキスト等が届いたようで、twitter上では「履修計画どうすりゃええんじゃ!」という阿鼻叫喚地獄(?)が始まっております。
ということで、ぜ~んぶというわけには行きませんが、一部、ポイントなどをご提案してみようかと思います。
なお、楽勝科目的な情報はありません。不正行為になりますし、そもそも得手不得手があるなかで、どれが楽勝だなんて人によって違うわけですからw

それでは、入学課程にかかわらず、全員が通らなければならない(慶應卒の人は別)必修外国語、ここでは英語の例から考えてみましょう。

【卒業要件】

英語の卒業要件は、基本下記の2パターン。(学士入学のみの特殊なパターンは一旦無視させてください)
パターンA:テキスト3科目+スクーリング2科目
パターンB:テキスト2科目+スクーリング2科目+放送授業2科目

【スクーリングの制約】

次に、スクーリングの制約について確認します。
・来年の夏スクでスクーリングを受講するためには、仮認定を受けているか、1月の科目試験で2単位修得することが必要。
・来年の週末/夜間スクでスクーリングを受講するためには、仮認定を受けているか、1月or4月の科目試験で2単位修得することが必要。
・夏スクの同一期間内で、リーディングとライティングの両方を受講することはできない。
→夏スクでスク単位を済ませたいなら、2期間の通学が必要。
・英語スクには定員がある。ただし、夏スクはリーディング・ライティングそれぞれについて、1期間あたり5講座ほどが開講される。

というわけで、パターンA・Bのいずれを選択するにしても、まずは1月の試験で1科目の合格を目指すことが必須となってきます。
で、パターンA・Bのどっちを選択すべきか?という点です。往々にして「パターンBの方がラクじゃね?」と思いがちなのですが、放送授業のメリット・デメリットを考えないと、エライ目に会います。

【放送英語のメリット・デメリット】

放送英語は、ネット配信される音声を聞いて受講しましょうという、通信教育ならではの制度です。が、それなりにデメリットがあるのも事実でして…

メリット
・自宅や外出先で、自分のペースで受講できる。
・1コマ30分
・スクーリング必要単位(学士15単位、特別20単位、普通30単位)に含めることができる。
→スク必要単位の中の、「メディア授業10単位」に含まれます。
・履修条件がないため、来年4月から着手可能

デメリット
・履修完了まで1年かかる。
・毎週聞き続けるのは、根気が必要。
・10月にレポート提出の必要がある → しかも課題は「ニューズレター」に添付されます。
・10月と4月の2回、科目試験を必ず受験しなければならない。

ここで最もキーになるのが、デメリットの「10月と4月に科目試験を受験しなければならない」という点。
このとき、放送英語だけ別枠ということはなく、通常の科目群に含まれます。(過去の例だとライティングがD群、リーディングがE群)
ということは、来年4月から放送英語を受講した場合、「来年10月と再来年4月のD群・E群は必ず放送英語の試験」ということになり、「他のD群・E群科目はそのタイミングでは受験できない」という制約が生まれます。

普通課程の方で、履修が順調に進めば、来年10月の試験は「放送英語以外に受験する科目がない」というケース(通称:配本の壁)が出るのですが、逆に言うと「放送英語のために試験を受験しなければならない」と言い換えることもできます。
また、再来年4月の科目試験のタイミングでは2年目配本科目が受験可能にも関わらず、7月に先送りしなければならないということにもなります。

この、「2回の試験枠が潰れる」という点は、結構バカにならない問題なのです。

【じゃあどうするのさ?】

「結局、パターンAとB、どっちがいいのさ?」というお話です。
個人的には、次のように判断すれば良いと思います。

・英語が得意な人、スクに通いやすい人 → パターンA
・時間をかけてじっくり学びたい人、スクに通いにくい人 → パターンB

まず、英語の得手不得手によって、判断することが可能です。英語が得意な方であれば、テキストの英語もおそらくそれほど苦ではないはずです。となると、1年間の時間をかけずにサクッとテキストで取ってしまったほうが履修スピードは上がります。

逆に、全くわかんない人は、放送英語の受講を検討しても良いかと思います。昨年・今年と講義をご担当されているお2人の先生は、どちらもわかりやすく丁寧に講義してくださいますので、根気よくコツコツと勉強していくことが可能です。

そして、最もキーとなるのが、「スクーリングに通いやすいか?」

個人の事情によっては、スクに通う頻度を最低限に絞らないといけないという方も大勢いらっしゃると思います。そのような方は、「スク必要単位のうち、メディア授業で10単位埋めることができる」制度を最大限に活用することになると思います。
すると、放送英語もメディア授業の一部ですから、これを活用して少しでも通学頻度を下げるという戦略が必要になってきます。

逆に、夏スクに2期間以上通える人や、週末/夜間スクのために三田キャンパスに行ける人、最短と言わずにボチボチと学習していくというような人は、先述のスク必要単位を比較的埋めやすいですから、わざわざメディア授業でスク単位を消費しなくてもよいと考えます。やはり、教室で先生と面と向かって生の講義を聴くというのは、何ものにも代えがたい経験となりますし。

 

というような感じで、まずは英語の履修計画についてのイチ個人の雑感です。
引き続き、総合教育科目について書いてみようと思います。

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