慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

参考文献の紹介など(経済学部専門必修・前半)

こんばんは。

さて、ご好評いただいているのかいないのか良く分からん振り返りシリーズですが、いよいよ専門科目編に突入です。今回は専門必修科目のうち、Ⅱ年次配本の『経済原論』、『財政論』、『経済史』、『金融論』の4科目です。

例によって、
・単位取得できた科目のみ。
・試験の内容とか難易度の部分は、それほど踏み込みません。
・今年のレポート課題は意識してません。
・スクとテキストは分けて書きます。
・Amazonの広告多めw
のルールで行きたいと思います。

では始まり~

総論

振り返りますなんて言ったものの、実はここのエリア、近年大きく変わったところなんですよね…

原論はミクロとマクロに分かれたし、経済史と財政論もテキスト改訂入って大幅に変化…

てなわけで、実はあんまり役に立たないのかも?なんて思ってみたり。

とはいえ、ベースになる部分はあんまり変わってないんじゃないか?とも思ってみたり。

で総論なんですが、とにかく総合科目と並行して、いの一番に片付けましょう。必修科目残すなんて暴挙以外のなにモンでも無いです。
他学部の事情はよくワカランですが、経済学部の場合、専門必修科目は他の科目の基礎中の基礎になります。ここスルーして取りかかる=基礎なしで進む=応用ができたように見せかけてスッカラカンと断言できます。

難しかろうがなんだろうが、とにもかくにも最初に取りかかりましょう。

経済原論

1科目で初回・終回の2回の試験とレポートをこなす仕組みから、ミクロとマクロの2科目に分割されたこちらの科目。ですが、以前も初回=ミクロ、終回=マクロでしたから、まぁ中身自体はそんなにね。
2科目に分割され、群も分かれたことから、履修計画上のボトルネックが解消されたと思えば、お得な改正だったのではないかと思います。

で、履修にあたってはというところなんですが、とにかく一番最初に手をつける!の一言につきます!
後回しにして苦しんでみたり、「中身が古くさい!」なんてクレーマーじみたことを言う人もいるんですが、「原論」っていうくらいでさぁ…と。とにかく、経済学系の科目の基礎中の基礎なワケで、金融論や経済政策学、国民所得論や国際貿易論などの科目は全て原論の知識が基礎になって進んでいきます。
ですから、とにかく頑張って!

レポートはねぇ…たまにえげつない評価くらうことがあります。そんなときも心折れること無く再レポにかかりましょう(心折れかけた経験アリ)。

参考文献ですが、総合の経済学のものが流用できるはず。プラスアルファでいくつか文献足せば大丈夫かと思われます。
再掲含めてオススメ挙げときます。

     

塩澤先生の2冊はもう安定よねというところで。あと、斎藤他マクロ経済学は、最初は相当苦労しますが、色々と重宝はします。そこそこのお値段しますが、書棚に収めて損は無い1冊かと思います。

経済史

この科目ねぇ…
以前は経済学部の中でもトップクラスに通りづらかったんすよ。
レポートはまだしも、試験は2回3回当たり前みたいな。
そんな中、自分の時は「キーワードは拾いやすい」問題だったんで、何とかCで一発合格できました。先生変わってその辺どうなんでしょうね?

参考文献ですが、レポート課題に左右されるということもあるので、コレ!っていうのもないですが、↓のヒックスなんかは汎用的に使えると思います。あと、市販書採用科目なんで、準備もお忘れ無く。

 

財政論

この科目は経済史と真逆だったんすよ。
詳細は書けないので、古くからいる人に聞いてください。

テキストを執筆されてる土居先生は、政府の社会保障制度改革審議会の委員なんかもお努めになられていて、財政論のエキスパートだとか。

レポート自体は普通というか、そんなに難易度高くないはず。数学もあんまり使わないし、ニュースとかで用語とか仕入れることもできるしで、4科目の中では書きやすかった印象が強いです。

参考文献には定番書がありまして、そちら挙げときます。めっちゃ分かりやすいです。
(ちなみに著者の神野先生も上記審議会の委員だったり。)

 

金融論

こちらの科目、実はマメにテキスト書き換わってるんすよね。最新情報のキャッチアップがなされてるというか。ま、詳しくは言いませんが、カラクリもあったり。

内容的にはマクロ経済学の知識必須です。てか、マクロの一分野?
あと、こちらの科目は財政論と違って、社会情勢とか為替とかに引っ張られると、理論とのギャップを感じることがあると思います。なので、まっさらな気持ちは忘れないこと。とはいっても、言葉とかは知ってると入りやすいかもです。

レポートは経済原論の延長みたいなところがあって、数学キッチリ使ってください。と言っても、そこまで高度なことは要求されませんので(これは全般的に言えることでもありますが)。

試験も原論の延長みたいな感じ。だからやっぱり、マクロ経済学の一分野なんすね。

参考文献ですが、吉野・山上両先生の本はまずは図書館で読めば良いと思います。旧版でも良いです。さすれば何かに気づくと思います。
もう一冊は卒論に入ってから指導教授に勧められた本。著者の池尾先生は2018年まで慶應で教鞭を執られてました。
最後の2冊は、ドンピシャかどうかは分からないですが、もしレポート課題とかで株式や債券の話が出たときには助けになるかもしれません。こちらも指導教授のオススメというか、初回指導時に「まずはこれを読んで基礎を固めるべし」と指示された本です。教養として読んでおくのも良いですし、企業で財務とかされてる方はもしかするとお手持ちかも。

   

 

専門科目に入ると、参考文献の量は一気に増えると思います。あと、論文を参照する機会も増えると思いますので、とにかく図書館やAmazonをフル活用してたくさんの文献に触れるようにするのがオススメです。

では次回は専門必修の後半をば。