慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

年末年始は卒論集中&執筆環境のお話

こんにちは。

ブログはそこそこ放置、Twitterもたまにつぶやく程度となっていますが、それもこれも卒論に集中している状況でして。

本来は科目試験の勉強を優先的にやろうと考えていたのですが、卒論の下準備に非常に時間がかかることが判明し、卒論優先で進めているような状況です。

現状の進捗

卒論テーマ的に膨大なデータ収集と分類、解析が必要なのですが、データ収集が一通り終わり、テーマに沿った解析ができるような集計だとか加工を進めています。

慶應のITCアカウントを持っていてキャンパスに行くことができる環境であれば、ここの収集ってとても楽なんですが、地方在住の身ではそれも叶わず、ネットに公開されているデータを収集して自分で作成しています。その結果、個人レベルではおいそれとは作れないパネルデータを入手することができました。

あと、データ解析に当たって、ちょっと新しい手法を使ってみようと思っており、その部分の習熟にも時間をかけています。
論文の本筋ではないところですが、経済理論と組み合わせると、少し面白いことができるんじゃないかなーとの企みです。

休み明けからは科目試験にシフトするために、年末年始で一気に進めたいと思います。

卒論執筆用環境の構築

あんまり一般的な話題では無いですが、備忘も兼ねて、現状の執筆環境を簡単に残しておこうかと。レポート書くときも基本はこの環境でしたが、卒論用に大量のプラグイン・パッケージetcを導入しています。

本文執筆:TeX Live 2016(pLaTeX)

 組版ソフト。Wordってかなり習熟しないと、真っ当な文書にならないというのは周知の事実ですが、その点、こちらは事前のパラメータ設定だけ済ませておけば、後は勝手に良い感じのレイアウトに組立ててくれるので便利。理工系での論文執筆では当たり前に使われているらしく、一部の過激派は「Wordで書いた論文なぞその時点で読む価値なし」とされているとか。経済学部的には図や表を多用しますが、そちらのレイアウトとかナンバリング、本文内での相互参照も勝手にやってくれるので超便利。後述のRとの親和性も十分。

文献管理:Medeley & JabRef

文献管理ソフトのMendeleyは、参考文献としてネットから持ってきたPDFを放り込んでおくと、勝手に書誌情報を拾ってきてDB化してくれるという優れもの。
これだけだと「何が優れてるねん?」というところですが、参考文献管理ソフトのJabRefと組み合わせるとパワーを発揮します。
JabRefは参考文献(PDF以外の書籍等も含む)の情報を入力すると、文献表を自動で作成できるというソフトなのですが、TeX及びMendeleyと連携して用いると、「PDFを放り込むと勝手に論文につける参考文献表ができあがる」ということが可能になります。
つまり、参考文献の書式とか、脚注に示す場合の書き方などという、論文の本筋とは全く関係の無いことにアタマを悩ませる必要が一切なくなるため、本体に集中できます。
読んだ本にキーワードをつけておき、論文本体で「キーワードの本を参照」というコマンドを書いてやるだけで、脚注をキチンと書いてくれるという機能もあるので、脚注つけるときに、「この著者の何年の本やったかいな…?」などと調べなおす必要もなくなりました。

統計関連:R

経済学部の選択科目である「計量経済学」は、このソフトを用いてデータをゴニョゴニョするのでその延長線上で利用しており、グラフ作成なんかは全部Rにお任せです。
さらに、Rはただの統計ソフトではないのが良いところ。ネットで少し調べてコードを書いてやることで、「Webサイトからデータを自動で収集する」なんていうことも実現できます。(R自体、統計に強いプログラミング言語っていうのが正確だし。)
もっと言うと、機械学習、いわゆるAI的な処理をさせることも可能です。
というわけで、こいつの能力をフル活用できないかと企み中…

データ保存:Google Drive & OneDrive & 外付けハードディスク

この時期、大学の先生のTwitterなんかを見ていると、おそらく抱えている学生さん向けでしょうか、「データのバックアップはいくらやってもやり過ぎることはない!」との呟きを多数見ます。
ボク自身、過去に何回もデータが消えて泣きそうになったことがあるため、データの保存にはかなり注意を払うようにしています。
そこでたどり着いたのが、「クラウド2カ所に保存+ローカルに保存」というワザ。ちょっとゴニョゴニョしてやれば、同期を取って保存することも可能になります。
ここまでやっときゃあ、多少のことではデータも消えないので安心々々。

これらの環境はレポート執筆でも十分に能力を発揮するはずですので、この手の作業なんかはキライじゃないなんていう人のお役に立てると幸いです。

 

さて、卒論進めるべ。