慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應義塾大学経済学部通信課程に69期秋入学しました。(普通課程)

慶應通信入学前に取り組むべきこと(主に普通課程向け)【2017年秋改訂版】

こんばんは。

今日は8月末ということで、今まで朝5時半に起きて通っていたプロジェクトが無事満了となりました。
これで、早起きと2時間オーバーの通勤から解放されます。

 

さらに、明日は10月試験用のレポート締め切り日です。自分の場合は、もう今から数学のレポートやっても間に合わないので、先日提出した文学で打ち止めと相成りました。
この後は、レポート貯金を進めながら、試験勉強も頑張っていかねばなりません。

 

さらにさらに、9月にはもう一つ別の締切が。

慶應通信の2017年10月入学者の願書締め切り日が9/11(月)までとなっているのです。
最近、このブログにも恐らく入学をお考えの方と思しき方なのでしょう、「慶應通信 ブログ」とか「慶應通信 学習計画」といったキーワードでお見えになる方が増えています。

 

ということで!毎年恒例の「入学前にこれだけはやっとけ」シリーズです。
以前書いた記事と重複する部分もありますが、今回はコンパクトかつすぐに役立つ情報中心に書いてみようと思います。

ちなみに以前の記事はコチラ↓ 

通信入学前に取り組むべきこと(主に普通課程向け) - 慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

慶應通信入学前に取り組むべきこと(主に普通課程向け)【2016秋向け抜粋改訂版】 - 慶應通信学習記録ー経済学部普通課程69期秋ー

 

【いつになったら学習に着手できるのか?】

入ってからのお話をする前に、「そもそもいつ合格が分かるんや」というお話。
自分の場合は、以下の日程でした。かなり締切間際に出したので、早めに出願された方よりは遅かったです。

2015/9/8 願書提出

2015/9/29 合格通知受領

2015/9/30 学費納入

2015/10/8 入学通知・学生証受領

2015/10/9 テキスト受領

テキストが到着し、本格的な学生生活がスタートするまでにはあと1ヶ月くらいかかりますが、それまでにできることはたくさんあります。

 

【じゃあ事前準備は何をする?】

晴れて合格することを前提として、「事前に着手しておいた方が後々スムーズに進むこと」を書いていこうと思います。

① スケジュールの確認

慶應通信の学習の基本は、「レポート作成&科目試験」です。所定の課題に対するレポートを作成して提出し、科目試験を受験する。レポートと科目試験の両方に合格したら、無事単位取得。これを124単位積み重ねていけば、晴れて卒業です。

しかし、実際にはなかなかスムーズにいきません。というのも、通信制に入学される方の大半は、お仕事をされていたり家庭を持たれていたりで、大学の勉強にだけ集中することが難しい人です。ですので、仕事や家庭の都合で、勉強が後回しにならざるを得ず、断念してしまう方も多いようです。

そうならないためにも、年間の予定を立てて「いつ何をしなくてはいけないか?」を把握した上で、勉強の計画を立てていかなくてはいけません。
かといって、入学前から1年分のスケジュールを立てるのは困難ですし、そもそも来年のスケジュールはまだ公開されていません。

というわけで、さし当たっては入学後最初の科目試験となる、1月試験に照準を定めて、スケジュールを確認しておくべきかと思います。

まず、1月の試験を受験するためには、11/27(月)までに受験予定科目のレポートを提出する必要があります。(試験の受験資格は「レポートが受け付けられること」です。この段階では合否不明でもOKです。)
ですので、まずはこの日までにどれほど勉強に時間を割けそうか、確認しておきましょう。

そして、科目試験は2018/1/20(土)、21(日)の2日間にわたって行われます。この日も空けられるか、早めに確認・調整しておきましょう。
(もしどうしても外せない予定がある場合は、あえて11/27の締切をスルーして、次回に回すということも可能です。)

② 英語は予習するべし

慶應通信の最も重要なポイントとして、英語(正確には必修外国語。英・独・仏の3カ国語から選択します。)の履修があります。英語の単位を取れないばっかりに、卒業がどんどん遅れていくというのは、慶應通信あるあるの中でも、最もよくあるパターン。

 

そして、秋入学独特の事情もあります。

というのも、卒業するためには英語の単位を8単位取得する必要があるのですが、そのうち2単位は必ずスクーリングで履修する必要があります。(学士入学者を除く)
そして、このスクーリングを最初に受けられるチャンスが、来年の夏期スクーリングとなるのですが、そこで英語のスクーリングを履修するためには、「1月の科目試験で2単位(1科目相当)を取得すること」という条件が付されているのです。

「じゃあ後に回せばいいじゃん」という意見もあるのですが、スクーリングで取得可能な単位は1単位。すなわち、2回のスクーリング(夏・週末・夜間のいずれでもよい)を受講しなくてはいけません。その上、週末・夜間のスクーリングでは、英語の受講可否が抽選になる場合があります。
ということは、「抽選に落ち続けて英語のスクが受講できない」ということが起きうるのです。

その点、夏スクは抽選制ではありますが、複数多数の講義が開講されます。よっぽどのことが無い限り、「抽選に落ちて受講できない」ということは起きません。したがって、夏スクで英語を取れるように準備しておく必要があるのです。
(※コメントのご指摘により修正。夜スクでも複数(1科目あたり1日1コマ。計5コマ/科目)の開講があります。ただし、夏スクは3期間を通じて、1科目あたり合計14コマ開講されるので、受講可能人数は夏の方が多い(はず)ということで…)

ということで、英語の予習は早めに進めておきましょう。
このシリーズの記事を書く度に紹介しているのですが、予習には下記のテキストがオススメです。 

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

  • 作者: 石黒昭博
  • 出版社/メーカー: 桐原書店
  • 発売日: 2013/12
  • メディア: 単行本
 

 ③ レポートの書き方を予習する

先に述べたとおり、慶應通信ではレポートを作成することが学習の中心になります。
が、レポートというものは、自分の好きなように書いていいわけではありません。 

レポートは学識を備えているか確認する他に、卒業論文を書くために論文の書き方を学ぶ場でもあります。
ですので、書き方というものがある程度決まっており、その書き方に従って書かないと、いくら良いことを書いていても、不合格となってしまいます。 

特に普通課程の場合、学術論文の書き方などは知らない方も多いと思いますので、どのように書くべきか、事前に学習しておきましょう。

下記の本は、3年目になった今でもレポートを書くときには必ず手元においているものです。 

レポート・論文の書き方入門

レポート・論文の書き方入門

  • 作者: 河野哲也
  • 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
  • 発売日: 2002/12/13
  • メディア: 単行本
  • 購入: 67人 クリック: 501回
 
新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

  • 作者: 戸田山和久
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/08/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 11人 クリック: 32回
 
理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

  • 作者: 木下是雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1981/09/22
  • メディア: 新書
  • 購入: 107人 クリック: 1,559回
 

 ④ 地元の図書館を把握する

 レポートを書く上で欠かせないのが「参考文献」
学術書や判例集、新聞や雑誌記事などを駆使しながらレポートを書いていきます。
それらの書物を全て購入するのは非現実的なお話なので、図書館が大活躍することになります。 

そこで、住んでいる自治体や、通勤エリアにある図書館について事前に調べておきましょう。

ポイントは、『貸出カードの作成資格』です。
主に、「在住・在勤・在学」していることが条件ですが、特に東京23区には、日本国民なら誰でもOK!という太っ腹な自治体もあります。(例:千代田区、中央区、新宿区など)
どこの図書館で、どのような資格で貸出が受けられるのかを事前に確認しておきましょう。
特に、レポートで使用するような書籍は、小さな自治体やベッドタウンの自治体には置いていないことも多いので、近隣の自治体も含めて確認しておきましょう。 

また、地元に大学がある方については、大学図書館が地元住民に開放されているケースもありますので、必ず確認しておくようにしましょう。大学図書館なら、大抵の書籍は揃います。
(東京の方は、ぜひ三田の図書館を利用してください) 

参考文献探しに便利なサイトをいくつかご紹介します。

カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト

こちらは、複数の図書館の蔵書を横断して検索することができるサイトです。お目当ての書籍を求めてあちこちの図書館を回らなくても、事前にどこの図書館に蔵書があるか調べてから、まっすぐ向かうことが出来ます。
また、各図書館の予約ページへも飛ぶことが出来るので、非常に重宝します。 

CiNii Articles - 日本の論文をさがす - 国立情報学研究所
J-STAGE トップ

上の2つは、学術論文の検索サイトです。参考文献は、書籍として出版されたものだけでは無く、学術雑誌に掲載された論文を使うこともあります。
そのようなものについては、図書館においてなかったりしますので、上記のサイトからPDFを入手して利用することもありますので、是非とも利用することを勧めます。

 

長々と書いてきましたが、10月入学の方のお役に立てればと思います。
履修計画等についても、今後触れていきたいと思います。

 

さて、自分の勉強も進めないと…

 

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