通信生は「慶應義塾」の一員か?
こんばんは。
試験まで実質あと4日。いよいよマジでやばくなってきましたが、こんなときに限って現実逃避したくなるのはある種の業みたいなもんで、ちょっと重ためのテーマを振ってみようかと。
三田のメディアセンターは先月・今月と日曜日の臨時開館が実施されています。
昨年に引き続いての試みとのことですが、今回は、ボードに付箋で利用者の声を書き込めるようになっています。
(ちなみに昨年は普通のアンケート形式で利用者の声を集めておられました)
他の利用者の方の意見が公開されていることにより、ボードの中でプチ議論に発展していたりします。
例えば、24時間年中無休を要望する人に対し、満喫じゃないんだという意見があったり、食堂を併設してもらいたいと言う声に、二郎の出前がイイ!という悪ノリ(?)がかぶせられてたり。
もちろん、利用者全体ですので、通信生の方が意見を表明していたりもします。
通信生の願いとしては、想像通り「貸出制限を廃止して欲しい」ということになります。
そこで、少し悲しいと言うか腹立たしい意見が…
通信生の意見として、「限られた期間以外でも貸し出して欲しい」「自宅でDBを利用したいので、追加料金が出ても良いからKEIO ID付与してもらえないか」という、現役通信生であれば、誰もが1度は思ったであろう意見が貼られていました。
それに対し、「元通信生で塾員」を名乗る方が、以下のような意見を書き込んでいました。
「卒論指導に入れば借りれる。塾生ガイドを読め」
この時点で「?」とは思ったわけです。そんなことは散々色んなところで大学当局からも言われますので、承知の事項であると思われるわけで、みんなが思うのは「普段のレポート書くにも慶應の図書館使いたい」ってことなんじゃないか?もしかしてズレてやしないか?と。
まぁ、この辺は背景だったりが明らかになっていないので想像の域を出ない話なわけですが、問題はこの後。
貸出制限緩和を願った人は、「通信生も慶應義塾の一員だと思って」いるから、そのインフラの一部である図書館をもっと自由に使いたいと考えている旨を表明されていたのですが、件の塾員氏はこの意見に対し、
「卒業するまで慶應の一員ではありません」
というようなことを書いておられたのです。
えーっと…
それ言っちゃうかね?
以前、少し触れたことがありますが、通信生は少し外の立ち位置にあるんだろうなとの自覚はありますし、それこそネット上ではおおっぴらに「通信生が慶應を名乗るな」と言う人もいます。
ただね。
たとえ誰が何と言おうと、通信生は定められた選考を経て慶應義塾大学への入学が認められた正規の学生ですし、大学もWebサイトで「慶應義塾の一員」との表現を用いていますし、塾長も「入学を慶應義塾は歓迎する」とのメッセージを寄せていますし、何より本人のアイデンティティとして慶應の学生であるとの想いを持つことは自由であるはずです。
それに対して、色んな大学関係者の目に触れるであろう場所に、しかも元通信生であることをわざわざ名乗って、「通信生は慶應の部外者である」と書く神経がにわかには信じられなくて。
なんか、「卒業したからオレ(ワタシ)は偉い!」って言いたいだけなんじゃないか?なんて穿った見方もしたくなるわけですよ。
ちなみに、塾員氏の意見に対し、「卒業云々は別の話」という再反論が書かれていたり、通信生への貸出制限緩和に対して、院生さんが賛成!と書いていてくれていたりしたので、ボクの気持ちもそこまで激しく荒むこともなかったわけですが、なんかちょーっと暗い感じになったのもまた事実。わざわざ誰もが口にしないことを言わなくてもいいのにね…
とにもかくにも、このような声に惑わされているわけにもいきません。
何といっても今週末には「慶應義塾大学」の試験を受けなければいけない身ですから。
さて、勉強、勉強…