アタマの体操
こんばんは。
明日からの夏スクⅢ期出席の皆さんは、楽しみだったり戦々恐々だったりされてるんですかね。こちらは、早速フル回転で仕事させられました…
とは言え、こちとらスクで疲れてるんだよ!ってなもんで、早々に帰宅して放送英語なんかを聴いてみたり。
でもって、放送英語もずーっと聴いていると疲れてくるところもありますんで、少しアタマの体操に別の分野の読書をするのが、勉強中の気分転換法のひとつだったりします。
何の分野の本を読むかというと、『数学』だったりします。
数学苦手や~などと普段からわめいておりますが、実はここ数年、数学の問題について説いた一般書を読むのが習慣化してきております。内容はちんぷんかんぷん立ったりするものの、結論に至るまでの過程の鮮やかさであるとか、実は人間くさいドラマに満ち満ちているとか、そのあたりに関心を奪われつつ、内容も少しずつ理解できるように頑張ってみたりするのです。基礎知識足りてないからハードだけど…
そしてもう一つ、どのテーマの本を読むかで自分の知的好奇心の盛り上がりが分かるという効果もあります。
で、今宵取り掛かったテーマは、『フェルマーの最終定理』となりました。自分の知的好奇心が一番盛り上がってるときに選ぶ傾向があるものです。
ご存知の方も多いと思いますが、この定理、提示されている問いは超簡単。
n≧3のとき、
を満たすx,y,zは存在しない。
というやつですね。
なんといっても問題の意味は誰でも理解できるし、これを予想したフェルマーは、もったいつけて「真に驚くべき証明を発見したが余白が狭すぎるので書けない」みたいなこと言っちゃうし。
ところがこの定理、証明されるまでに360年もかかったという驚異的な難しさ!
しかも、証明には数学の最新理論をフル活用、絶対フェルマーの時代には証明できてなかったはず。
挙句の果てにはこの定理を証明したセンセイは、子供の頃に知って以来、絶対自分が証明するんだと意気込んで、見事に証明成功、しかも最後の仕上げ以外は自分ひとりでやっちゃうという、おまけつき。
こりゃあドラマチックです。数学オンチでも魅了されます。ということで、証明までのドラマをおっかけつつ、アタマの体操していこうと思います。
ちなみに証明の内容は全く分かりません。ていうか、数学研究科の院生とかでもムリなんじゃね?